データ同化:ゲリラ豪雨予測から異分野連携へ
YouTube で興味のある講義を受けたので、話題共有&メモがてらに記事を書いておく。京大理学研究科のコロキウム。
講演者;三好 建正(みよし たけまさ)さんの経歴
大学卒業
→気象庁企画課(2年)
→気象庁数値予報課(1年3ヶ月)
→メリーランド大学大学院留学(人事院行政官長期在学研究員制度2年、M.S. and Ph.D.)
→気象庁数値予報課(3年6ヶ月)
→メリーランド大学(4年)
→理化学研究所(5年)now
データ同化とは、ざっくり言うと次のように言える。「現実世界(観測・実験データ)とシミュレーションを結びつけ、相乗効果を生み出す技術。双方の情報を最大限に抽出。」
気象学・地球惑星分野で一番引用が多い論文は、データ同化関連の論文(再解析データ)。系統誤差に科学的にアプローチ。モデルパラメータを動的に推定できる。
逆問題;計測された結果から原因にアプローチ。データからプロセスを探る。
ビッグデータ×ビッグシミュレーションで空間的・時間的に桁違いな「ビッグデータ同化」を実現→天気予報を革命
観測データの誤差、シミュレーションの誤差を扱う。
理学部においては、読み書き算盤と同じように教えるべき!!
【関連コンテンツ】
・三好さん本人がプレゼンしてる TedTalk「データ同化でゲリラ豪雨に挑む」。
https://tedxkobe.com/speaker/speaker0001/
・日本地球惑星科学連合ニュースレターに掲載された三好さんの投稿「データ同化の進展と広がり」。