tama’s blog

備忘録を兼ねて、色々まとめていければいいな。

映画「ウトヤ島、7月22日」を観た

おはこんばんにちは!

 

 今日は、大学の近くのモスバーガーで村谷さの補足記事(https://nagoya.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=28664&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1&page_id=28&block_id=27)を読んでいたところ、浪人時代の友人ウディーから電話があり、急遽そいつのアパートに行くことになった。

 ウッディーの他にも、浪人時代の友人アオヤギも来ていて、シーシャを吸いながら3人で楽しく雑談をした。

 最初はネットフリックスで適当なドラマを見たり、YouTubeで動画を見ていたが、最終的に映画「ウトヤ島、7月22日」を観ることになった。経緯は割愛する(笑)

 この映画は実際にノルウェーで起きた連続殺人テロを基に作られたもので、日本では2019年3月8日に上映開始されたらしい。(http://utoya-0722.com/

 以下、公式ホームページから概要を転記する。

『2011年7月22日。治安が安定した北欧の福祉国家として知られるノルウェー王国が、悪夢のような惨劇に襲われた。午後3時17分、首都オスロの政府庁舎前で、駐車中の不審な白いワゴン車に積み込まれていた爆弾が爆発。凄まじい威力で周囲のビルのオフィスや店舗を破壊し、8人が死亡した。さらに午後5時過ぎ、オスロから40キロ離れたウトヤ島で銃乱射事件が発生。この第二のテロでは、ノルウェー労働党青年部のサマーキャンプに参加していた十代の若者たちなど69人が殺害された。

 犯人は当時32歳のノルウェー人、アンネシュ・ベーリング・ブレイビク。排他的な極右思想の持ち主であるブレイビクは、積極的に移民を受け入れていた政府の方針に強い反感を抱き、用意周到に準備を整えたうえでおぞましい連続テロ計画を実行した。単独犯の事件としては史上最多となる77人もの命が奪われたこのテロは、ノルウェーにおける戦後最悪の大惨事となったが、日本での報道は限定的なものにとどまり、事件の全容を知る者は極めて少ない。

 そして事件から7年が経過した2018年、奇しくもこの連続テロ事件を題材にした2本の映画が製作され、世界的な関心が再び高まっている。1本は『ユナイテッド93』や“ジェイソン・ボーン”シリーズのポール・グリーングラス監督が手がけたNetflixオリジナルの配信映画『7月22日』。テロによって傷ついた少年がそのトラウマと向き合っていく過程を中心に、ブレイビクの犯行と裁判での言動、国の安全保障の見直しを迫られる首相らの姿を捉え、テロ事件だけでなく事件後に何がノルウェーで起きたかを描いている。もう1本がアカデミー賞外国語映画賞ノルウェー代表作品に選ばれた『ヒトラーに屈しなかった国王』のエリック・ポッペ監督が撮り上げた本作、『ウトヤ島、7月22日』である。

政治に関心ある数百人の若者が集い、キャンプファイヤーやサッカーに興じながら政治を学び、国の未来について語り合っているウトヤ島。そんなこの世の楽園のような場所を突如として銃声が切り裂き、キャンプ参加者の夢と希望を一瞬にして打ち砕く。何が起こっているのかわからないまま仲間たちと森へ逃げ込んだ少女カヤは、その恐怖のまっただ中でありったけの勇気を奮い起こし、離ればなれになった妹エミリアを捜し始めるのだが……。

 ノルウェーでは各政党ごとに青年部があり、夏になると若者たちを集めてサマーキャンプを開催する習慣がある。犯人のブレイビクはウトヤ島労働党青年部のキャンプが行われる7月22日に狙いを定め、オスロで爆破を実行したのちに車で移動し、警官に成りすましてボートで島へ上陸。何の罪もない少年少女を、ライフルと小銃で手当たり次第に撃ちまくった。現地からの度重なる救助要請の通報にもかかわらず、警察の初動ミスに通信トラブルが重なったため、ブレイビクの冷酷な凶行は実に72分間にも及んだ。本作は、ウトヤ島でのテロに焦点を絞り、事件発生から終息に要した時間と同じ尺、つまりリアルタイムの72分間ワンカットで無差別銃乱射事件を映像化する手法に挑戦した。
とはいえ劇中、犯人はほとんど画面に映らない。全編にわたってカメラが追いかけるのは、突然降りかかった銃撃パニックに激しく取り乱しながらも、愛する妹を必死に捜し続けるカヤという少女である。カヤと友人たち、キャンプで初めて出会った若者たちが極限の恐怖の中でいかに行動していったかを、実際の生存者の証言に基づいて描き出す。どこからともなく絶え間なく聞こえてくる銃声や悲鳴に脅える彼らは、犯人が単独なのか複数なのかさえ把握できないまま、小さな島を逃げまどうはめになった。ある者は木陰に身を潜め、ある者は湖に面した崖を背にして隠れようとした。若者たちはその絶望的な状況のさなかに携帯で警察や親に連絡を取り、お互いを助け合って懸命に生きようとした。センチメンタルなドラマや音楽などの装飾を一切排除した本作は、登場人物の心の葛藤と身体的な反応を生々しいほどダイレクトに伝えてくる。映画と観客の間の垣根をすべて取り払い、想像を絶する緊迫感と臨場感でこのテロ事件を体感させる衝撃作である。』

 友人達と、自分ならこの時どう行動するかなど話し合いながら観ていたが、かなりハラハラさせられた。72分間をワンカットで撮った映画ということもあって、今まで観た映画には無い新鮮な映像作品だった。

 映画の内容からは話が少し外れるが、これだけの凶悪事件が起こった後でも終身刑を作らないノルウェーの司法の考え方に興味を抱いた。そのことに関してはマイケル・ムーア監督の映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」で触れられていた気がするので、観返してみようと思う。

 

 

 

それでは良い一日を!